以下、品川近視クリニック様から
ご回答いただいた内容です。
取材協力:品川近視クリニック
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先日は当サイトのメール相談に質問を頂き有難うございました。
大変遅くなりましたが
質問に対する回答を以下にまとめましたので
参考にして下さい。
宜しくお願い致します。
■質問1.レーシック手術を受けると老眼が早まるというのは
本当ですか?
《回答》
通常、治療を行う際には、
近視・乱視がほぼ無くなる状態(正視といいます)に
なるように治療を行います。
正視というのは、普通に眼が良い方と同じ状態ですが、
レーシック治療そのものは老化現象を防ぐものではないため、
レーシック治療をお受け頂いても、40代中頃になると、
普通に眼が良い方と同じように、
手元が見えづらくなってくる老眼の症状が出てきます。
(老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えてピントを
うまく合わせられなくなる状態のことを言います。)
老眼に関しては年齢的に徐々に症状が強くなり、
レーシック治療では回復できませんので、
手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
治療により眼が良くなった場合には、
もともと眼が良い方と同等の条件になるとお考え下さい。
普通以上に老眼が早くなったり、
きつくなったりするということはございませ
んのでご安心下さい。
■質問2.手術が成功しても老後に失明する可能性はありますか?
■質問8.レーシック手術が原因で失明したケースはありますか?
《回答》
エキシマレーザーで近視治療が行われるようになってから
約20年が経ちますが、現在までにも長期に渡っての経過も
特に問題がなく、また理論的にも安全と考えられており、
現在では世界で年間数百万人の方が
レーシック治療を受けられております。
日本国内で眼科専門医が行ったレーシックが原因で
失明したという報告は現在までに一例もありません。
当院で行っておりますイントラレーシック治療で失
明された方は、世界で一例もございませんのでご安心下さい。
尚、レーシック治療をお受け頂いた場合でも、
普通に眼が良い方と同じように白内障や緑内障、
網膜剥離といった眼の病気になる可能性はございます。
レーシック治療をお受け頂いていても、
それらの眼の疾患にかかった場合には、点眼・手術などの治療を
お受け頂くことも十分可能ですが、レーシック治療とは関係なく、
眼の病気によって老後失明する可能性は、
非常にまれではございますが考えられます。
但し、レーシック治療によって失明のリスクが
高くなるというわけではありませんのでご安心下さい。
■質問3.術後に激しい衝撃を受けるとフラップがずれたりシワになる
ことがあると聞いたのですが今までに症例はありますか?
《回答》
当院ではレーシック治療を受けて頂いて1年以上経ってから、
眼の怪我などでフラップがずれてしまったりしわがよってしまった方は、
現在までに1例もありませんが、手術後間もない
フラップの状態が安定していない時期に眼に怪我などをされると、
フラップがずれたりしわがよってしまう可能性は
非常にまれではありますがございます。
尚、そのような場合でも適切な処置により、
通常はフラップの状態も元に戻すことが出来ますのでご安心下さい。
また、従来のマイクロケラトームを用いたレーシック治療の場合は、
フラップは周辺部ほど薄くなっており、段差が全く無いため、
横方向の力に対して非常に弱く、フラップはずれやすくなっており
ますが、当院でも行っているイントラレーシック治療の場合は、
立体的に角膜を切開してフラップを作成するため、
従来のマイクロケラトームを用いたレーシック治療よりも
フラップもずれにくく、しわも出来にくくなっております。
■質問4.レーシック手術で視力をよくしすぎると
遠視や老眼になってしまいますか?
《回答》
基本的にはイントラレーシック治療で近視・乱視を矯正する場合には、
近視・乱視がほぼ無くなる、正視と呼ばれる状態にすることが多いのですが、
その場合には、普通に眼が良い方と同じように40代中頃前後になると、
手元が見えづらくなってくる老眼の症状が出てきます。
但し、普通以上に早く老眼が始まったり、
きつくなったりするというわけではございません。
レーザーの効果には個人差がございますので、
レーザーの効果が弱い場合には、低矯正といって近視が残る場合もあれば、
また効果が強すぎる場合には過矯正といって、
遠視気味になってしまう場合もございます。
低矯正・過矯正いずれの場合においても、追加矯正治療を行い、
症状を改善することは可能です。
■質問5.長年コンタクトを使用していると
角膜が薄くなってしまうのですか?
《回答》
コンタクトレンズと角膜の厚さに関しての因果関係は、
はっきりとしたことは分かっておりませんが、
レーシック治療では角膜をレーザーで削ることによって
近視・乱視を矯正するため、もともとの角膜の厚さが薄い方の場合は、
残念ながら治療をお勧めすることが出来ない場合がございます。
その場合には角膜を削らずに眼球内に人工のレンズを挿入して
視力を回復する、「フェイキックIOL手術」という選択肢もございます。
■質問6.レーシック手術を受けるとドライアイになるって
本当ですか?
《回答》
レーシック治療後は一時的に涙の分泌が不安定になる為に、
眼の乾きの症状が強くなりますが、通常は時間の経過とともに
涙の分泌が安定していき、眼の乾きの症状は改善されていきます。
■質問7.手術をしても目標にしていた視力まで上がらなかった例は
どれくらいありますか?
《回答》
当院では、約98%の方が1回の治療で
1.0以上の良好な視力に回復されておりますが、
治療後にも近視・乱視などが残り、視力の回復が不十分な場合には、
追加矯正治療をお受け頂くケースもございます。
当院では、追加矯正治療をお受け頂く割合は1%未満となっており、
従来のマイクロケラトームを用いたレーシック治療が
3~10%前後であったのに対して、より精度が高くなっており
ます。
また、追加矯正治療を受けられた方は、
ほぼ全員が1.0以上の良好な視力に回復されております。
以上
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